LYE の League of Legends メモ

League of Legends プロリーグ LCS の解説を翻訳したり、同作や MOBA ジャンルで使われる英語を説明したりする予定。

Worlds 2018 Group Stage観戦記 Day3

大変ご無沙汰しております。LYEです。

今年はラッキーなことに、Alienware Zoneさんのお手伝いで韓国・釜山で開催されているWorlds Group Stageに来ております。今回は解説・インタビューの翻訳などではなく、個人的なざっくりとした記録を(この熱が体に残っているうちに)残しておこうと思います。

 

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釜山入りはDay 3まっただなかの金曜日。会場であるBEXCOは空港から電車・車で1時間程度の場所にあり、僕は午後の便で着いたので試合開始時間くらいに会場着、とりあえずバッジを入手しに向かいました。そこでちょっとした待ち時間が生じたのですが、Riot Korea社の神対応により会場に入れてもらって観戦する機会に恵まれました(そして観戦しないからといって望遠レンズをホテルに置いてきたことを心底悔やんだ)。

 

会場は、プレイインの舞台だったLoL Parkと違い専用施設ではないものの、物販スペース、Acer Predetorブース、チームブース(出てないチームもあり基準がよくわからない)、ファンミートスペース、フードエリアが会場内に設営されている。チケット受付は屋外テントで対応しており、プレスルームも建物外に大型テントを設置して用意。おお、至れり尽くせりや。会場内はセキュリティ人員がかなり配置されており、人の流れの整理もしていた(階段は右側通行!って言われてた)。僕が到着する前には会場前でコスプレイヤーが集まっていたらしくぐわー見たかった…!となりました。


それぞれの印象は以下の通り:

物販スペース:15平米くらいのスペースに見本がバンバン置いてあり、手ぶらでレジに行って商品を指定する形式。商品一覧パネルで売り切れ商品も把握できる仕様。レジ裏に在庫を補充すればいいという合理的な設計でなるほど良いわと思った。そしてレジ手前には安めのステッカーやキーチェーンを置くなど最後の最後に財布を殺しにくる。

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物販の一部。

Acer Predetorブース:アリーナへ上がる階段横に配置。大型モニターで試合を見ることもできるほか、10台くらい設置したPCでLoLも遊べる(実際試合している人がいてびびった)。いつもリプレイありがとうございます。

チームブース:アリーナ前の通路壁沿いに、同人誌即売会みたいに長机を置いてある。ちょっとした応援グッズ入り紙袋プレゼントしてた。RNGのは特に気合入ってた。出してないチームも結構多かったけど、基準はよくわからない。

ファンミートスペース:通常時は何もないのだけど、予定された時間になると列整理レーンと長机が用意され、チームメンバーと写真を撮れる。セキュリティチェックもされていたっぽい。この日はVitalityだったけど、YamatoCannonの圧倒的伊達男感は直接見てもまったく変わらなかった…。しかし負けたチームも出るわけで、これはプロとはいえ厳しいよなあと。

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セクシー。

フードエリア:立って食べる感じのフードエリアもあり。まだ使ってないのでよくわかんないけど、助かる。

プレスルーム:会場外にかなり立派な小屋が建っていて、そこがプレス向けに開放されていた。ごはんとコーヒー、ドリンクも出てる!ただプレス人数に対してちょっと狭いかも。もう少し面積広いと嬉しい。

 

…と、全体的な印象をチェックしたところで入場、観戦しにアリーナに入りました。一階席の入りを見る限り、金曜の5時すぎで8割は埋まってるかな?という印象。LPLやLCKで見る光る板持ってる人もちらほら。サンダースティックは当然みんなバンバン振っている感じです。

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会場内。ビッグプレイのときは悲鳴も。



驚いたのは、目当ての試合だけ見て帰る人がいたこと。これは一階席チケットが2000円くらいであることも大きいのではないかと思う。Riotがつねづね言っている「誰でも見られる大会」はこういう形で実現していた。こうして肩肘張らずに観戦に来られるのは素敵だなと思うし、全身全霊をかけなくても見に来ていい空気というのはとても歓迎すべきことなのではないかなあと思った。そして、仮にスポンサーのお金とチケット費で大赤字になっていないのであれば、この規模は持続可能(サステイナブル)だと思う。

 

これからいろいろお仕事していくのでどれだけこちらに書けるかわかりませんが、ひとまずここまで。

会場全体はワクワクしています。僕もワクワクしています。みんなワクワクしていきましょう!

 

Rekklesが唯一信頼するTravis Gafford氏のチャンネルを見ようぜ

もう先週になりますがヨーロッパリーグの公式番組「EUphoria」にRekklesが登場した回にふと語っていた一言を紹介したいと思います。

「僕は基本的に今、Travis以外のインタビューは極力受けないようにしているんだ。彼の姿勢はすごく誠実だ。他のサイトでは”釣りタイトル”でクリック稼ぎして、読んでみるとほとんど嘘みたいなことが多いけど、彼はその点すごく誠実。だから、彼のインタビューなら受ける。」

Djoko「”これこれこういう状況になったら引退も考慮するかも”という発言が、”Rekkles引退!”みたいに書かれないってことだね。」

www.youtube.com

 

先日の下の記事はまさにTravis氏のインタビューを和訳したものでした。

lolnotes.hatenablog.jp 

 

こういった人が継続的にシーンに貢献してくれることは、僕らのようなファンにとっても、おそらくは選手やチームにとっても大変健全で良いことだと思うので、日頃英語で情報収集している方はぜひ彼のチャンネルに登録しましょう!

 

という、誰からも頼まれていないのに勝手にTravis氏を応援する単記事でした。それでは皆さま各地域のPlayoff楽しんでいきましょう、そしてWorldsも!

 

Rekklesが自らベンチ入りした理由を話したインタビュー

 RevolさんがRetweetしていたRekklesのインタビューが大変おもしろかったのと、たぶん知りたがっている人が多そうだったので頑張って途中まで起こしました。

 英語が分かる方、ぜひインタビューしたTravis Gafford氏のチャンネルでしっかり見て、ついでにチャンネル登録してね!僕は英語わからない人のために支援したいけど、コンテンツとしてはすべて彼のものなので。よろしくです。

 

 

 LA滞在はどう?

 LAは僕には人が多すぎると思う けれどいい街だよね今年は入国が一部電子化されて楽だったのも良かった着いてからはスクリムやステージでのプレイはしていないけれど、それでもチームの一員であることに変わりはないけど。こっちではソロキュー回したりしてた。

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 ところで、どうしてスタメン降りたの ?

 端的に言えばメタのせい。 今強いチャンピオンが自分がずっとプレイしてきたチャンピオンではないから、結果チームとしてピックするチャンピオンとも違う。

 それならば僕が外れることで、僕が得意とする10のチャンピオンをどうやって戦略に組み込むかを考えなくていい。現実問題として今は BwipoとHylissangがシナジーを発揮できるかだけが課題で、これはうまくいってると思ってる。 この方が解決策としては僕がどうプレイするかを中心に組み立てるよりもすぐに対処できるし。チームにとってこれが最善だと思った。

 後はライアット側で修正パッチを出してくれることを待ってる...けど、もうすでに2パッチとミッドパッチが当たっていて 、それでもまだ僕が必要だと考える修正はなされてない。

 正直言ってストレスは溜まっている。もちろん僕はチームを離れたわけではないし、ずっと一緒に時間を過ごしているけれど存在してないのと同じようなものだから。 今や、自分がチームにとって価値ある存在だと感じられなくなっている。もちろんディスカッションには参加しているし自分なりのマクロ観なんかも 共有しているけれど... 正直現時点でマクロって存在してないようなもんだし。 マッチアップについて自分の考えを述べようと思っても、自分が経験してきたマッチアップとは違う。

 だから今のところみんなの邪魔をしないように一歩引いているような感じかな。 もちろん自分としてはもっとチームに貢献したいと思ってる。 だから今はより価値を提供できるようにたくさんソロキューをプレイしてるところ。 メタがADCに戻ってきた時にしっかりとしたプレイができるようにね。

 それから、2、3日前からは bot レーンでプレイするチャンピオンをちょっと変えるようにした。 というのもミッドパッチの内容を見てそれから次の2発自分の予定を見たところ おそらく当面は ADCメタが戻ってくることはないだろうと確信したから。このままだとWorldsまでそのままという可能性もあると思ってる。 だから、スウェインやヤスオ、それからイレリア、ライズ、ブラッドミアとかもプレイしていくかも。もしかしたら最終的に、そういった形でスタメンに復帰するかもしれないけれどまあ今のところはベンチを温めているしかないね。

 修正が入るかどうかは僕のなんとかできる範疇にはないから。 個人的にはストレス溜まるけどチームとしては問題ないよね、今も勝っているわけだし。 で現時点で僕はそんなに必要とされてないと。それって最悪だけどね、自分はもっとチームに価値をもたらせると思ってたから。

 

 僕はアナリストではないけど、NAではかなり頻繁にADCがピックされてる。FNCにとって、「その試合でやりたいことに応じてBwipoとRekklesを入れ替える」という戦術を取らないのはなぜなんだろう?

 僕らの考えとしては ADC 自体が、少なくとも bot レーンにおいては他の強いチャンピオンよりも弱いと考えているから。 これについてはほとんどのチームは同意してくれるんじゃないかと思う。もしかしたら他のチャンピオンがプレイできない、僕らみたいに代わりにプレイできるプレイヤーが居ないチームはあるかもしれない。あるいは本当にADCは強いと思っているチームもあるかもしれないけど、そういうチームはたいてい、強豪ではないよね。何にしてもFNCとしては 、ADCのほうが弱いと考えている。 メイジやブルーザーの上手いプレイヤーがADCとレーンを戦ったら、当然ながらそっちのほうが試合に与えるインパクトは大きい。 だからボットでADCをプレイするということを完全に放棄したんだ。

 可能性としては僕がミッドでファンネリング戦略をとるということもできるし、RNGみたいにサイドレーンでマッチアップ有利を作ってプレイすることもできると思う。ただ現時点でADCをプレイすること自体、ある種のINT(Intentional Feeding、意図的なフィード)だと思ってるから。それならADC不要だろうというのが僕らの考え。 だからまあ僕の仕事はなくなったんだけれど。

 当然素敵な経験ではないけど、だからって「じゃあ俺は家に帰るよ、必要になったら電話して」なんてことはしたくないし、正しいことだとも思わない。そしてチームとしては僕がきちんとそこにいるということが結構大事だと思っている。毎日 顔を合わせて話をしてっていう状況にしておかないと、2ヶ月後とかにメタが戻ってきたとしても「よう久しぶり何してた 」って状態じゃチームとして機能できないでしょう。

 すごくストレスは溜まるけどまあ僕にできることはさっきも言ったけど何もないからね。

 

 じゃああなたのスタンスとしては「修正」すべき自体ってことだよね?というのも、ADCの中には好ましい変化だっていう人もいるでしょう。彼らに言わせれば特定のマッチアップにおいては ADCの方が有利が取れるという人もいる。カイ=サは今でもよくピックされるし、ADCが全滅ってわけじゃなく、ADCと、それ以外にメイジとブルーザーという選択肢が広がったんだと。でも話を聞いてるとあなたの意見としては「ライアットは修正すべき」と考えてるみたいだったけど ?

 多くの人にそう思われているだろうなっていうのは感じてるけど、個人的にはクールなことだと思ってるよ。 もちろん繰り返しになるけど現在の ADCはとてもじゃないけど良い状態にあるとは言えない。 良い状態だったら今ベンチにいないからね。

 僕が言っているのは元に戻せという意味ではないんだ。新しいことをするのは楽しい。当然だ。ただ、ADCプレイヤーはこれまで特定の役割を完璧にこなすために練習を重ねてきてる。 そしてその役割を担うチャンピオン、マークスマンはこれだけ長いゲームでも数は少ない。で、そういう状態から、「今後は10体のチャンピオンを使いましょう!」「了解、マスターします」というのはほぼ誰にとっても無理だというだけの話で。

 特に僕らのような ADCプレイヤーは「ADCとして、今何をすべきか」という点にプレイのフォーカスを重く置きすぎていたから、ソロキューで別のロールに入ったり、まったく新しいチャンピオンをプレイすることになるとどうしていいかわからない。

 だから変化のペースがもっと遅ければ問題なかったと思う。例えばこれまでは10体の ADCが使えたとして、今は0だとする。 それが代わりに10体から5体になって、代わりに5体の新チャンピオンがbotレーンでプレイされるようになる、ということなら良いと思うんだ。それなら変化の速度が緩やかで僕も5体の ADC をプレイしながら、新しい5体に慣れていくっていうこともできたと思う。 それが今は10体から0体になって、新しく10体覚えなくちゃいけない状態。それってあのスケジュールでは現実的に不可能だ。

 当初は僕らの中にもいくつか選択肢があった。ひとつはBwipoを代わりに入れるという現在の案。もう一つが僕がファンネリングで ADC をプレイし、その間に新しいチャンピオンを覚えるという案。ただこれはうまく行かなかった。ファンネリング自体、潰される可能性が大きい戦略だから。Week 1でもCapsが試したけど (あれは僕がプレイするところだと思っていたけど)失敗した。そして今や、多くのチームが対策をしっかり立ててしまっている。理論上は完璧に見えるんだけどね、実行するとなると100%の精度でやらなければ失敗してしまう。

 だからFNCとしては今botで強いチャンピオンが得意なBwipoを代わりに入れて、僕はその間下がることになった。 当時はコミュニティも荒れてたから、8.12か8.13で修正されるだろうと考えてね。ただそうはならなかった。だから今は現実を受け止めて、しばらくはこのままだろうと考えるようにした。だからソロキューでADC以外のチャンピオンをプレイし始めたんだ。多少でも、チームにフィードバックが返せるように。botスウェインは、botヤスオはこうプレイされてるよ、って。Bwipoは元々Topだから、思考もTopよりになるからそこで役立てるかなって。一方僕はbotのレーン戦経験は豊富だから、その視点から何か提供できると思って。

 

 今、例えでしたが強いADCはゼロ、という話がありました。ただNA見てるとかなり頻繁にピックされてるんですよね。あれはNAがメタを読み間違えているのか、あるいはメタに「順応」してみせたのか、どちらだと思います?NAがADCをピックしているところで、本当ならメイジやブルーザーをピックしたほうが強い?

 (しばらく考えて)今一番強いのはルシアンだと思う。スケーリング待たなくていいし、カトラス買えばそれで準備完了だし。エズリアルも悪くないけど、どちらかというと消極的なアプローチであって、勝ちに行く感じじゃない。3位はカイ=サだけど、彼女はレーン戦が弱い。だからそもそもピックを考えた時選択肢にあがるのはルシアン一択っていうことになる。 ただ事実として、Bwipoみたいにメイジやブルーザーの得意なプレイヤーがbotでプレイして、彼の対面にルシアンが来ても、基本的に僕らが勝ってる。だから今世界各地で起こってるのは、慣れてないブラッドミアやスウェインをプレイするADCプレイヤーに対して、慣れてるADCを当てた場合にADCが勝っているというだけじゃないかな。だから仮にこの状態がずっと続いて彼らがメイジやブルーザーに習熟してきたら、最終的にはメイジやブルーザーが勝つ。 ファンネリングが成功した場合を除いてね。ファンネリングもゆっくりと衰退していくと思ってる。潰すのが簡単になってきたから。

 MSI後のインタビューで、少し休みたいみたいな話をしていましたよね。それが皮肉ながら、今は実際に休みに入ってしまってる。NAだとDoubleLiftが昨年春に1 Split休養に入ってました。個人的に聞いてみたかったのは、「休養」を楽しめてますか?あるいはただフラストレーションが溜まるだけ?ということだったんですが。

 フラストレーションは溜まってます。もちろん、本当に休養...スウェーデンに帰ってLoL以外にやりたいことをする、という状況ならもっと良い気分でいるかもしれないですけど、今は毎日チームに参加してソロキューをプレイし続けてるので、出場していたときとやってる事自体はたいして変わってない。だからこそフラストレーションが溜まります。情熱はそのまま身体でくすぶっているのに、今はソロキューしかプレイできないから。

 だからこそ、RiftRivalsが終わったら、Joeyに話してみようと思ってる。 もしも僕がチームの力になれていないのであれば、僕個人の事情としては、1~2週間休養してリセットしたほうがいいだろうから。でもそれは僕が決めることじゃない。「やることないから帰るよ」って言うのは間違ってると思うから。もしそうなるとしたら、チームからそう言われた時になるね。まずは話してみるよ。だから選択肢の一つだね。

 プレイしたいのにできなくて、自分にはどうすることもできずフラストレーションが溜まる、という話ですけど、チーム、Bwipo、ライアットに対して釈然としない気持ちなんかはあったりします?

 そもそもBwipoを出すように進言したのは僕なので、彼にもチームにも一切そういう気持ちはない。みんな僕の気持ちを理解した上で前に進んでいるんだから。

 ライアットに対してはそういう気持ちは間違いなくあります。この状況への対処がとても酷いと考えているので。ただ他のロールも同じような状況は味わってきたわけで、LoL史上はじめての出来事というわけじゃない。パッチでやらかすのは別にすごく特殊なことでもない。

 ただ...僕は準備ができていなかったというだけなんだろうな。今後はもっとソロキューでADC以外をプレイしていったほうが良いのかもしれない。再びこういうことが起きたときのためにね。今のチャンピオンプールはADC 10体とジャンナだけだから。ジャンナは僕本当にやりこんでるから。

 ただ予測も、変化も僕らにできることではなかったわけで、ただ今はできることを全力でやるだけかな。その第一歩がBwipoにステージ経験をもっと積ませることで、次が僕自身が使えるチャンピオンを増やすこと。これは出遅れた。2、3日前までやっていなかったからね。繰り返しになるけど、8.12か8.13で修正が来ると踏んでいたから。結果論で言えばもっと早く舵を切るべきだったんだろうけど...。チームは勝ってるし、僕もソロキューでそれなりの成果を上げてる。

 それに...なんというかLoLがまた少し面白いなって思えるようになってきた。だから別に世界の終わりってわけじゃない。ただ今の課題は、チームと一緒にいるだけで何もしないんじゃなく、もっと貢献したいってところかな。僕もチームも得しないから。まあ会期中に話すことじゃないよね。今は邪魔したくないから、スクリム中は別の部屋に行ってるし。大会が終わったらいずれにしても話をしてみるつもり。

 唐突な質問だけど、北米に来たからDoubleLiftと話す機会はあったかなって。何か彼の考えとか話す機会はありました?

 軽く話したけど、深い話はできてないかな。なんで出てないのって聞かれて、ウチはADCプレイしないからさ、って答えただけ。スクリムで当たって出てこないのは知ってたからね。彼は「こっちは通常構成で普通にやれてるよ」って言ってた。

 おそらく僕ら2人にとってどう勝つかの考え方が全然違うんだろうね。彼にとっては、彼が圧倒的に他のプレイヤーよりも上手いから関係ないって思ってて、一方の僕もある程度までは同じ気持ちなんだけど、本当の強豪と当たった時には(訳注:現在の状況では)勝てない、と思ってる。もちろん彼に直接、今RNGと当たってもいけると思う?って聞いたわけじゃないから本当のところはわからないけどね。

 確かなのは、今FNCが本当の強豪と当たって、僕がADCをプレイしたら、チームに貢献できない、ってことだけ。ノクターンがULTするたびに僕は死ぬし、それなら何でも別のピックをしたほうがマシだと思う。タンクでもサポートでも。

 お互い正しい道を行ってるんだと思うよ。彼がNAでこのまま勝ち続けても僕は驚かない。TLは圧倒的に強いから。スクリムやNA LCSを見たところではね。だから僕らも彼らも成功を収めると思う。メタがこのままで両チームがWorldsに出てきたら、そこで答えが出るんじゃないかな。

 そこでBwipoが出て0-6で負けたら最悪だけどね、1 Splitベンチに下がっておいてこれか、って感じちゃうだろうから。ただ正直言って、このままのメタだったらそれはありえないと思ってる。

 明日FNC vs TLあるし、そのBO1での勝者で分かるんじゃないですか?(笑)(ちなみに試合はTLが勝利した)

 イエスだけどノーだね。MSI見ても分かる通り、僕らは別に最弱チームじゃない。TLともかなり互角にやりあった。だから今僕が出て戦っても、問題ないと思う。

 僕はただ...RiftRivalsよりも長期的に見てるだけというか。個人的にこの大会には何の興味もないから。URFとかやったりしたことからも分かるけど、本気の大会じゃない。正直言ってガッカリしてる。ただチームにとっては良いことだと思うよ。他の地域のチームとスクリムできるからね。ステージでの試合に意味はないけど、現時点までで12~15試合もスクリムできるのは大きい。それだけで来た価値はあった。たぶんNAチームも同じ気持ちじゃないかな。面と向かってどうでもいいとは言わないと思うけど、気持ちとしてはね。1~2ヶ月もしたら誰も結果覚えてないでしょ。よほどの暇人でもなければ。

 だから双方にとって、この大会の価値はスクリムだと思う。そしてスクリムの結果を見るに、僕らのスタイルのほうが優勢だ。

 DoubleLiftが僕がベンチに下がってることをどう思ってるか分からないけど...彼がルシアンかカイ=サのどちらかを取れば勝つだろうし、ドラフトでそこを封じられれば負ける。その2体以外に、今試合をキャリーできるチャンピオンはいないから。ルシアンなら2アイテム前から、カイ=サなら2アイテム以降からキャリーできる。それ以外ならデッドしまくるだけだ。エズリアルは、さっきも言ったけど消極的なアプローチだから。ブラッドミア、スウェイン、ヤスオ、ライズ、そういうのと当たったらレーン負けて試合持っていかれて終わり。それは彼もやりたくないだろうし、たぶん今大会 彼はこの2体で通すんじゃないかな(訳注:実際そうでした)。

 じゃあ予想としては、TLがDoubleLiftの実力でゴリ押しして勝つけど、Worldsで強豪と当たったら勝てないと?

 前提は今の状態が続けばだし、もちろんImpactやPobelterがキャリーすれば勝つと思うよ。でももしすべてが互角の状態で、botにスウェインがいるチームといないチームだったら、いるほうが勝つ。NAは正直、TL以外弱いと思う。強いチームが思い浮かば...あ、TSMは可能性があるかな。Worldsも出てくると思う。でもそれ以外は全然TLに及ばない。TLはWorldsのチケットも、Summer Splitもタダ勝ちじゃないかな。ただWorldsでどうなるかは分からない。

 あ、あとDoubleLiftも他のチャンピオンを練習してると言ってた。だからカイ=サ、ルシアンが封じられても次の手は用意してくるだろうね。

 彼のブラッドミアの試合見ました?

 見ました。切ない。

 

以下、飽きたのでざっくり。

  •  RiftRivalsはAllStarと併合すべきじゃない?という議題に対し、それが良いと思うと言ってた。そもそもスケジュール的にきつすぎる、基本的には現地開催じゃないと行かないほうが得な大会になっている、と。
  • 昨年はNAチームがヨーロッパに来て大変だったろうし、今年は僕らが大変だ。僕らはいいけど、G2とかすぐMisfits戦だからしんどい。MisfitsはG2的に無価値なのに全力を出す試合を4~5試合見て分析できるし練習もできるし。一方のG2は疲れるばかり。
  • Worldsに出られるかどうかはプロにとってデカい。もちろんG2は出られるだろうから別にいいけど、SplyceなんかはWorlds出場目指すなら本当にきついでしょ。国際大会は出たほうが得じゃないとだめだと思う。
  •  お祭り的な雰囲気もAll-Star的だし、うまく併合できるならオフシーズンだからそのほうがいい、みたいな話。 ライアット的には盛り上げたいけど「真剣勝負」と「お祭り」を考えた時、真剣勝負を実現するのは難しい、だから実現可能な「お祭り」要素、URFや2v2やってるんじゃないかと。

 

 Rekklesから最後に:「ちょっと今しんどくてSNSRedditも見てない。良いこと言ってくれる人の言葉を見られないのは寂しいけど、暴言とのバランスがつりあわないから。でもサポートしてくれる人、ありがとう。悪口ばっかいってる人ら、結果で反論するから見てろ」

 

ーーーー

以上です。

かつて僕がやってた公式LoLEsportsが上げてるVODの解説を翻訳するとかじゃなく、サードパーティのコンテンツを翻訳するときは本当は許可取るべきなのは承知の上で、やきもきしているRekklesファンにもこの内容を届けたくて勝手に翻訳しました。

こういった見ごたえのあるコンテンツを応援するよう、みんなオリジナル版にもコメントとかしてあげてくださいね。僕は単なる勝手翻訳野郎なので無視で結構ですから。

UOL現役コーチSheepyの自チーム集団戦分析動画

昨日Youtube見てたら、普段当たり障りのない(失礼)動画しか上げてないUOL公式チャンネルに面白い動画が上がってたのでこれは紹介せねばと思ってコレ書くことにしました。

youtu.be

題名にも書きましたが「LCS現役のヘッドコーチが、自分のチームの集団戦を分析する」動画です。

ザックリ言えば、

  • こちらが集団戦構成で相手がポーク&カイト構成の時
  • こちらがポーク&カイト構成で相手が集団戦構成の時

にどう戦い、どう勝ったかを説明しているんですが、

いわゆる「このメカニクス(ハンドスキル)が凄い!」という話ではなく、「集団戦のウィンコンディションに従うためにどう動くべきで、どう動いたか」を解説しています。

 

基本的に重要なポイントはすべてオーバーレイテキストで書いてあるので、LoL遊んでいる人ならテキストだけで分かるんじゃないかと思います。あと、Youtubeの自動生成字幕がそこそこの精度なので、言っていることはそこでも読めます。

試合中にしっかり相手の構成に合わせて位置取りの有利を撮っていくところとかは、コーチとしていつも話ししてるんだろうなという感じで淡々と、教科書を読むみたいに語っていてなかなかおもしろいですよ。

連携なのでソロキューで使うのは難しいかもしれませんが、現役コーチがこういうことするのは珍しいのでぜひ見てみてください。

 

 

 

NA LCS THE DIVE:統率の旗はOPか?など8.4メタ

毎週NA LCS解説陣が集まって(今回Kobeは病欠で、代理でPhreak)最新ニュースについてダベるトークショー、THE DIVEにて、今日のEU LCSから導入されるPatch8.4とメタについての考察がありました。

もし実際にそうなったら面白そうだったので、翻訳してみます。

それではどうぞ。

元動画:

youtu.be

 

Phreak

  • はい、大胆予想します
  • 8.4になったら、ミッドが全員フロストファング(サポートアイテム)積むようになると思う
  • トラッカーズナイフ削除だけじゃなくて、コスパがとても良いことゴールドも稼げる上にサイトストーンも手に入るわけだから
  • 8.6でゴールド増加系アイテムに変更が入るまで、みんな積むんじゃないか

Aezel

  • 実際にワードが置けるようになるまで(サポートでも10分前後)の時間にもよるよね
  • そりゃ後半視界確保できるのは強いけれど
  • ただ今、セラフ・エンブレイスがぶっ壊れた性能だし、他のアイテムもメチャクチャ強いので...
  • 自分がミッドで、フロストの瞳と涙持った状態で相手がセラフ持ったライズやカシオだったらとても戦えない
  • だから、サポートアイテムを積むシーンもあると思うけど毎回じゃないと思う
  • セラフだけじゃなく、ルーデンズエコーもポーク系チャンプでは強いし
  • ただまあ一方で、視界を確保することで「戦わずに済ませる」という選択肢も取れるかもしれないけどね
  • そういう選択肢があることは喜ばしいことだと思うけど、必須にはならないと思う。そして必須にはなってほしくない

Jatt

  • 個人的にはバロンバフの強化がサポートアイテムを積むかどうかの判断に影響すると思う
  • 20分時点でAP40のボーナスが付く。40分ならボーナスは倍になる。20分で倍
  • そして後衛ミニオンがチャンピオンから受けるダメージは半分になる
  • そして一番大きいのは、砲台ミニオンのバグ修正だ。ボーナスダメージがバフ強化された砲台ミニオンに適用されていなかったバグが修正された。つまり、砲台ミニオンは2倍のダメージを与えるようになるということだ
  • 実際テストしてみたんだけど、バロンバフ付きの砲台ミニオンに統率の旗を使うと、攻撃1回でタワーに500ダメージを与える。攻撃間隔は2秒(旗なしだと240ダメージ)
  • おまけに統率の旗の効果で魔法ダメージは受けない。つまり、砲台ミニオン単体で、タワーを16秒で破壊できるということだ
  • うまくやれば、砲台ミニオン2体でシージを仕掛けるよう調整することもできる。もしその時統率の旗が2つあったらタワーはミニオンだけで8秒で落とせる
  • 要するに、バロンを取ったチームが統率の旗を持っていたら、あとはそいつと一緒に歩いていくだけで、相手チームはハードエンゲージをしかけてミニオンのアグロを取るか、敵を倒すしかなくなる。そうしないと負けるから。それってぶっ壊れていると思う
  • ここで僕が提起したいのは、「もしシージがそんなに簡単になるとしたら、ゲームはどうなるだろう?」ってこと
  • 今自分がアナリストなら、20分時点で得られる最大の有利はなんだろう?(=20分でバロンを取るには何ができるだろう?)と考える
  • だって、バロンバフがあり、統率の旗が完成していて、5kゴールドくらいリードがあれば負けないから
  • ケイトリン&ジャンナボット、ケネントップ、ニダリージャングル...とにかく20分時点で5kリードを取るための方策を練る。それで試合に勝てるから
  • もしこれが有効な戦術だとしたら、ミッドはサポートアイテムを積んでる場合じゃないと思う。そのせいでミッドにプレッシャーを引き寄せすぎて、相手にバロンを取られてしまう

Aezeal

  • 自分自身は統率の旗で検証とかしていないけど、もともとあのアイテムは過小評価されているし、もっと活躍していていいアイテムだと思っている
  • 特にブラッドミアトップとかがよくある現状、なんで誰も統率の旗積まないんだ!ブラッドミアはあれ処理するのにメチャクチャ苦労するのに!って思ってた
  • サイドレーンのプレッシャーを作れるし、数値的性能も申し分ない。発動効果の評価については主観が入ると思うけれど、ソラリのロケットと比較してみよう
  • 値段は同じ。ロケットは物理防御30と魔法防御60。統率の旗は物理防御60、魔法防御30、自然回復+125%、クールダウン短縮10%。さらに条件付き移動速度増加
  • 現状ロケット2つ積むような試合があるんだから、1つを統率の旗にするのは容易だ
  • ただ、Jattがさっき言ったようにバロンまでに有利を作るのをウィンコンディションに据えるのがいいのかは疑問が残る
  • たとえば、「適度に重視する」選択肢もあるはず。DPSの高いチャンピオンとタンクを揃えて攻略しやすくするとか。ヌヌとか
  • こないだFakerのストリーム見てたんだけど、Fakerがアジール、JGがヌヌで、20分で2人でバロンを始めて10秒位で終わらせてた
  • そう考えれば、アジールは元々強いし、ヌヌにも一定の評価があった。こういうピックの重要度が上る可能性もあるんじゃないか?
  • ニダリーとかをピックするのはリスクが高い戦略だと思うんだよね。特に練習時間が限られているから
  • それなら、今まで使っていたチャンピオンを使えばいいんじゃないかと
  • それでバロンを取ったら、統率の旗作戦が有効ならそれも組み込めばいいと
  • 懸念しているのは、「バロンまではなんだって諦める。だってバロン取ったら勝つから」みたいな戦略が幅を利かせること。それって見ててつまらない
  • 諦めるというのは、たとえばドラゴンを諦める、ひたすらウェーブクリアに徹する、みたいな話

Jatt

  • この辺まで来るとかなり推測の色が強いけれどね...
  • 高レート帯のソロキュー見てても誰も統率の旗買ってないし。もしかしたらスクリムとかでは使われてるかもしれないけど、もし有効な作戦なら、それを活かして何勝か取りたいから隠すよね
  • あと、現状はまだマッチアップの有利不利が読み切れていない。たとえば一方が集団戦に強い構成にしないと負ける!と考えていたとしても、相手が「自分たちと同じように考えていなければ」、マッチアップ的にきつくなる可能性がある
  • そもそも今主流のチャンピオンはみんなレーン戦強い。アジールだってヴァルスだって。だから結局、ピック的には変化はないかもしれない
  • ただ、なににフォーカスしてプレイするかが変わるだけで
  • いずれにしてもバロンを取ったチームは素早く試合を決められるようになるのは間違いないと思う

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...このへんで力尽きたので以下話者抜きの箇条書き。

ミッドとビルド

  • ヴェル=コズのルーデンズエコーラッシュは、元々凄いバーストだったところにさらにプラスなのでバフ
  • フィズのルーデンズエコーラッシュもちょいちょい見る
  • ライズはバンまたはファーストピックで確定だよね
  • ただミッドの「様子」はあんまり変わらない印象。ただ直行アイテムが変わっただけ
  • スペルバインダーに興味ある。特に移動速度。CD短いミニゴーストみたいなもの
  • 普通はロストチャプター直行して、そこから分岐するだろうね
  • ヴォイドスタッフの代わりにデスキャップを見ることが増えそう。勝敗の決まるタイミングの問題と、アイテムに直接ナーフが入ったこともあるから
  • タンク対策には仮面とか他の選択肢もできたし

ジャングラーとスマイト選択

  • あとはボリベア、プロでどうなるか見たいなあ。新しいEは本当にいろんな使い方があるから、プロがどう使うか見てみたい。もちろんすごく「浅い」チャンピオンではあるけれど、ソレ言ったらスカーナーだってそうだし。すでに、ザックのエンゲージやULTで突っ込んできたレンガ-を弾き返したり、Qで投げ飛ばした相手をさらに奥に飛ばしたり、色々な使い方があるのは確認できてる。ジャックス、カミール、セジュアニ...いろんなチャンピオンに対して効果的
  • あとトラッカーズナイフの削除はここにも影響するよね。ボリベアは青スマイトと相性いいと思うんだけど、緑エンチャという選択肢がある中で青スマを取るのはどうなんだ(相手が緑エンチャ取ったら視界一方的に取られるぞ!)、という話だったのが、相手も取れないから気兼ねなく青スマを取れる。それって、巡り巡ってそういったチャンピオンへのバフなんだよね
  • レク=サイも。今までレクサイだと、青スマ+サイトストーンというビルドを取る人が多かった。でも今後は敵も味方も置けるワードが限られるわけで、そうするとトレマーセンスの価値が相対的に上がる。元々視界確保して見えていたら無意味だったのが、戦場の霧が増えることで価値を高める側面がある

プロにとっての新パッチ

  • LCSチームは新パッチで練習できる期間が1週間もない、先週のインタビューでいろんなプレイヤーに8.4について聞いても、まだ触っていない人が多かった。だって、8.3の試合を控えた状態で8.4をガッツリ遊んでたら、それは逆に無責任だもんね
  • そこで大事になるのが、チームのアナリストとAcademyチームだ。彼らに「試して」もらって情報交換というのは、LCSチームにとってとても重要なことになるんじゃないだろうか。C9なら、GoldenGlueかだれかがJensenに"このパッチではこうしたほうがいい"って言えるシステム。組織としてはそういうのが望ましいと思う
  • これは今度提案してみようかなと思うんだけど、Academyチームのスケジュールで新パッチの導入を早めるってのはどうかなって。そうしたら、視聴者としても見るモチベーションになる("ほぼ" プロが新パッチでどんなことしてくるんだろう)し。さっき言った、組織的協力という意味でもそのほうが良さそうだ。ただ、Academyリーグの競技性は犠牲になるよね。できるだけLCSと同じように(練習時間を確保して)試合に臨むという点が失われる。ただ、仮に「AcademyチームはLCSチームのために最新パッチでプレイしてね」と言われるようになった世界では、それもあんまり関係ないかもしれないけど
  • Phreak:こないだLCS後にいろんなプレイヤーと話した限りだと、アカデミーチームをそういうふうに活用しているチームと、使いあぐねているチームがあるのが分かった。その差は今週見られるかもしれないね

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以上、LYEがすげーざっくりとお送りしました。

 

 

 

The Dive S2 Ep2 つまみ食い翻訳:試合がスローな理由、8.2で輝くルーン

明けまして(暫く経ちますが)おめでとうございます。LYEです。今年もよろしくお願いします。

 

NA LCSのアナリスト陣 Jatt氏 Kobe氏 Azael氏が毎週1時間おしゃべりする公式番組

『The Dive」にてパッチ8.2について語っていたのでつまみ食い翻訳しました。 

youtu.be

ストップウォッチとゲームのスローさ

まず話題にのぼったのがDoublelift選手のツイート。

私家訳

 「個人的にはストップウォッチは使っても使われても面白いと思ってる。なんで大問題みたいに言われてるのか分からない。ADCが毎回5体のチャンピオンの中から1体選んでオーバーヒールとフリートフットワーク取ってレリックシールド+ポーション3個買ってるのに、使うのにスキルが要るルーンが問題視されてるのは🤔」

(注:これが無くなったとして、代わりにステータスが上がるルーン取ってそっちのが楽しいかって言われたらそうでもないよね、という旨の続きもあり)

 

  • 確かにつまらないシーンもあるけれど、基本的にはアウトプレイの大きな要因になっているのでいいんじゃないかと思う。
  • ただもっとアグレッシブな使われ方が見たいとは思う。
  • 個人的にプロシーンで試合がスローになる理由はストップウォッチじゃなく、ADCのレリックシールドやオーバーヒールだと思ってる。あれがあるから、前半を耐えると確信して後半に全てを懸けたハイパーキャリーがピックされるわけで。それにハイパーキャリーをピックするだけじゃなく、次の購入アイテムもBFソードラッシュじゃなくてレリックのアップグレードとかになってるんだよね。ダメージは上がらず体力が上がる。
  • いや、ストップウォッチも展開を遅くしていると思うよ。ミッドでもトップでも遅くなってるわけだから。だから、たとえば7割がレリックのせいだとしたら残り3割はストップウォッチじゃないかな。
  • ただそれが唯一の選択肢になってるのはつまらないというのは確かだ。
  • パッチ8.2でレリックが修正されるから、動きがあると思うけど。
  • [おまけ]こないだJin Air vs SKT戦が史上最長を記録したのは、別にストップウォッチとかのせいじゃなくて、アジールとシヴィアという試合を長引かせる要素(ウェーブクリア、ディスエンゲージ)が揃っていて、双方にそれなりのディスエンゲージ要因があり、なおかつ強力なエンゲージ手段を欠いていたからだと思う。と言ってました。
  • あと、見てる分には面白いけど実況はマジしたくない、昨日倍速で見直してたんだけど、解説のPapaSmithyが怒ってるみたいに聞こえて不謹慎ながら面白かった(苦笑)。と言ってました。

ミッド

  • それより問題なのはミッドの固定化。アジール、ゾーイ、ライズ、マルザハール。新パッチでナーフが来たのはマルザハールだけ。そしてヌヌのバフを考えるとアジールは間違いなくやばい。
  • ヌヌは完全バンでしょう。

レリックシールド変更

  • サポートアイテムのアップデートによりADCの初期アイテムになることはなくなると思う。

対象指定スキルによるミニオンAggro

  • 大きいのは対象指定スキルがミニオンのAggroを獲るようになることだろう。
  • 一部のチャンピオンには多大な影響が出る。カサディン、カシオペアパンテオンなんかを使う人は気が気じゃないんじゃないかな。
  • ハラスに使えなくなるわけだからダメージ交換で勝つのが難しくなる。特に近距離まで行かなくちゃいけないチャンピオンはかなりデカイと思う。
  • 個人的にはそんなに大きくないと思う。
  • ブラディミアが一番話題になっているけれど、でもQの後AA入れない場合ってそんなに多くないような気がする(QでハラスしてAAでCS取る人もいるでしょ、という突っ込みもあった)。
  • パンテオンは影響強いだろうね。Lv1カシオペアも。カサディンも近接だし。
  • ただプロにおいては、「万全を期さなくてはまずい、いつ絶対勝てるか把握しておかなくては」っていうのはデカイ。
  • 個人的に、こういう変更の後に酷く影響を受けたチャンピオンは個別に対応するというアプローチはいいと思うけど、シーズンの初めに入れるにはデカイと思う。
  • ただミニオンのAggroを茂みに入って落とすという基本をみんなが意識するようになるのはいいことだし、本来の挙動だからいいんじゃないかな。
  • みんな過剰反応していると思う。

アフターショックの変更

  • ダメージは随分落ちた。一方でAR MRの上昇がやばい。前は25ずつだったのが70~120。なので低レベル帯での防御力が強すぎる。
  • 序盤のガンクで圧倒的に硬すぎる。ベースの防御力が20とか30の時に固定値で70アップだもん。
  • これによって、序盤でのタワーダイブも現実味が出てくるんじゃないだろうか。特にセジュアニはパッシブもあるし。
  • ダメージは落ちたけどこれは凄まじく強くなると思う。
  • あとガーディアンにも変更が入って低レベルでのクールダウンが上がったから、今ガーディアン取ってる不滅系サポートで信頼性の高いCCがあるチャンピオンはみんなアフターショック行くんじゃないかな。
  • そして固定値になったことで、小規模戦を好むジャングラーも電撃からアフターショックに乗り換えるかもしれない。
  • 固定値ということは、防御アイテムを積まないチャンピオンにとっても有益だということだから。個人的にはヴァルスとかでも試してみたい。ヴァイとか。ただセジュアニだけは、序盤にパッシブ+30%が強かったから他ほど旨味がないかもしれないね。

ヌヌ

  • 絶対バンだよ。
  • 今高ELOだとアジールが滅茶苦茶強いけど、ヌヌのブラッドボイル(魔力とAS上昇)とのシナジーがやばすぎる。
  • このバフは、もうスキルが0.5個追加されたくらい強い。
  • コグ=マウもやばいだろうね。ケイルも。
  • そもそもヌヌはパッチ前でも勝率凄いし。
  • 元々ガーディアンで結構強かったけど、これで更に強くなるかも。

と、こんな感じでした。

個人的にこの番組と、EU LCS終了後のPOST GAME LOBBYは聴き応えバッチリなので、英語苦手じゃない人はぜひ

視聴してみてください!

 

以上今年もTLとUOLを応援する馬チーム好きのLYEがお伝えしました。 

雑記:個人的今年のLoLここが良かった:「見える化」

各種「見える化」は来年以降に向けたスタートダッシュだと思うんだよね

最近のHUDアップデート(HPバーやステータス異常の表示方式の変更)が最も見えやすいところだと思うけれど、
それ以上にプレイヤーの判断やスキルがゲームに与える影響が可視化されたことが非常に良かったなと思います。

分かりやすいところではソラリのロケット。以前は周囲の味方のMRを上昇させるという「存在するだけで影響する要素」がなくなり、アクティブにシールドを付与するためのアイテムになりました。
今年追加されたアイテムには、「ただ立っているだけで有効だけど、そのぶん貢献感も少ない」装備がなく、既存アイテムでそういった傾向があったものもリワークされています。
また、防具についてもSeason6の時より「戦局にあったものを選べる」ようになったんじゃないでしょうか(騎士の誓いの他、ナイトエッジ、リデンプション、ガーゴイルストーンプレート、アダプティブヘルムなんかもこの約一年で追加になったものです)。
たとえば「騎士の誓い」もそのあたりを意識しているのかなと個人的には思っています。視聴している側からはまだ分かりづらいですが、少なくとも使用者側としては「今こいつを少しでも活かすのが最善策だ」というのを判断した実感は残るので。
このアイテムの活躍、という点ではSSG Ambition選手がRuler選手を救ったのが一番記憶に新しいですかね。

youtu.be


ルーンの刷新もこれを更に後押しするでしょう。ゲーム前に自分がどういう風に有利を築きたいのかを決め、それが周囲に可視化されるわけですから。

あとは(僕がサポートプレイヤーなのもありますが)試合後のStatsにCC量・ワード設置数・軽減ダメージ量などが表示されるようになったことは
そこそこ大きなモチベーションになりました。自分の判断、行動がどれだけゲームに影響を及ぼしたかが数字でわかるのは、素晴らしい反省材料ですから。

この2点はおそらくサポートとタンクが一番影響を受けたのではないかと思いますが、チームに貢献している・試合に影響を及ぼしているという感覚はとても得やすくなったのではないでしょうか。

また、上手い人のプレイが上手いと分かる(それでもまだ分からんけど)ように改良を重ねている点も良かったです。
これはちょうど1年前のカタリナに関する以下動画の発言が一番端的で分かりやすいと思います。

youtu.be


ただ最近はこの動画で言うところの「深いチャンピオン」が多く「広いチャンピオン」は少なくなっていっていますよね(そうだった者もリワークで減ってる)。
もしかしたら「広いチャンプは各ロール1人いればいいよね」という判断なのかもしれませんが、これはNoobには結構辛い!ボリベア、耐えろ、耐えてくれ!


総じて、リーグ・オブ・レジェンドの2017年は整理・可視化と並行しての戦略性向上を目指した年だったのではないかと僕は思っています。そしてこれは、eSportsイベントやりながら新チャンピオン作りながらバランス調整しながら「なんとなくできちゃった」ことではないでしょう。
何らかの信念があってこの方向に舵を切っているのだと思いますし、僕個人としては大変素晴らしい成果を上げていると思います。


個人的にeSportsを観戦という視点から見た場合(そこが一番デカイ部分だと思っている)、LoL(と他のMOBA)の強みは「深い戦略性」と「アイソメトリック(いわゆるクォータービュー)視点で観戦しやすい」という点の2点だと思っています。弱みは「観戦のための前提知識が多量に求められること」です。他方OverwatchやPUBGなどは、あまり深く知らなくても楽しめる一方で、FPSという特性上「ゲームをどう見せるか」でまだ試行錯誤していると思います。


これを踏まえると、やはり今年の各種「見える化」は非常に大きな一手になるのではないかと。

 

というわけで今回は翻訳記事ではありませんでしたが、来年もいいブツを拾って紹介できたらいいなと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします。
2017年、一緒に遊んでくれたサモナー&友達のみんな、ありがとうございました。

LYE


---蛇足と分かっていても書いてしまったので載せておく---
「でも肝心のゲーム内容ではバランスどうなのよ」とかそういう話もあると思います。Noobな僕でも一時期そうだよなーと思いましたし。
ただゲーム開発現場に少しだけ身を置いたことがある身としては、これは避けられないよなあとも思いました。
別にRiotを擁護するわけではないですが、1つの会社がテストできる量は、実際のプレイヤー(LoLなら億とか)がプレイする量とは比較にならないからです。
プロなのでバグについては出来る限りのことはしていると思いますが、最終的にメタがどう動くかを予想し切るのは無理だと思いますし、仮に慎重にテストした結果(おまけに「慎重に」テストすると、パッチ間隔は伸びます)それができた場合、(最近は追っていないのですが少し前の)Overwatchのプロシーンのようにパッチ適用とほぼ同時に「最適解」が出てしまうことになるわけで、それは果たして良いことなのか?という問題も出てきます。要するにプロシーンにおける新パッチ直前の「鉄板ピック」状態が、パッチ期間中ずーっとおなじになってしまうわけで。
それならば、ある程度の「遊び範囲」内で試行錯誤ができるほうが絶対に見ている側としても面白い。練習する側は大変だろうと思いますけれど...。