LYE の League of Legends メモ

League of Legends プロリーグ LCS の解説を翻訳したり、同作や MOBA ジャンルで使われる英語を説明したりする予定。

LJL Summer Split Final観戦 / Revolさんマジ神

今日はいつもと違ってLCSの話題ではないです!
実は先週末、幸運なことにLJL Summer Split 決勝を観戦できたので、そのレポとかを書いてみたいと思います。

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会場の雰囲気や結果などは各種メディアで取り扱われているのでそちらを参考にしていただくとして、ここでは僕が個人的に気付いたことを書いてみます。って、個人ブログなんだから当然なんですけれども。

各種メディアでの記事

開場~試合開始まで

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バロンのお出迎えからティーモ、コスプレ、ルンバに乗ったミニオンなどはいろんな記事で紹介されているので繰り返しは書きませんが、どれも丁寧に、入念に準備されているなあという印象を受けました。

あと、開場直後の人の少ない時間帯だったからかもしれませんが、Rioter と思しきスタッフさんが休憩用スペースを回って来場者の方々と楽しそうに談笑していたのが印象的でした。おお...コミュニティ...。

Spring Splitの時は代々木体育館だったので、開場がホテルとなった今回、このあたりのホスピタビリティはきっとずっと上がったのではないかと想像(Springは観戦できませんでした...)。

 

あと7th HeavenのAwaker選手が会場に来られてて、ファンの人から写真撮影をお願いされているのを5、6回見ました。日本の大会で選手が憧れの対象になってるのはやっぱり見てて、競技シーンというものが根付いてきてるんだなと感じました(対応も慣れた様子でナイスガイでした)。

試合開始後~決着まで

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しかし会場にいる間ずっと感じ続けてたのが、ココにいるみんな本当にLJLを応援してて、楽しんでて、憧れてるということ。

そういう人間が1500人くらい集まってる。大学生くらいの年齢層が多いけど、年齢もそこそこ幅広い。女性も多い。全員が試合の行方を固唾を呑んで見守ってる。現場ではビッグプレイに合わせて叫び声なども上がり、熱と一体感がプロスポーツ試合のソレと同じ。

僕は主に北米と欧州のLCSを見てきてたので(LJLを追いかけ始めたのは本当に最近)日本の会場での盛り上がりは、北米や欧州とは違ったりするのかな?と少し思っていたのですけれど、実際に足を運んでみたら何のことはない、League Of Legendsのプレイヤーがビッグプレイを観戦して見せる反応って世界共通でした。いやあ、見に行けてよかった。本当に盛り上がって楽しかったです。

解説のRevolさんは日本の宝

先に申し上げておくと、僕はプロの試合をたくさん見ているというだけでプレイはめっちゃくちゃ下手です。だから試合の中でも高度な駆け引きは何が行われてるか分からないところがたくさんある。

それでもLCS観戦が楽しいのは、解説のプロがそのあたりを先回り予測/リプレイでフォローしてくれるおかげで、戦略的な駆け引きの妙を理解しつつ観戦できるからなんですよね(英語解説の面白さについては、過去の試合解説翻訳から感じ取ってもらえたら嬉しいっす)。

で、ほんの最近まで「いやー英語できて得してるわー」と思ってたんす。なんせプロの解説者の数がめっちゃ多いから、好きなだけ耳年増になれる。

ところがですよ。解説のRevolさんがもうマジで神なんですよ。英語圏の解説者って、ちょいちょい「視聴者に求める前提知識が上がりすぎて、ガチ勢以外置いてけぼり」な時があるんですが、Revolさんはそれが全然なくって。しっかり初心者でも楽しめるようにフォローを入れながら、的確な解説を時間の許す限りガシガシ入れてくる(あとコミュニティでは「かわいい」ことでも知られる)。

試合中に両チームのWin Condition(直訳で勝利条件、意味としては「勝ち筋」のような感じ。前半強いチャンピオン構成ならスノーボールするとか)をサラリと説明したと思ったら、直前に購入されたアイテムの選択意図を説明したり。

こんな素晴らしい解説が日本語で聞けるなら、少なくともゲームのアナリシス的な意味においては、僕が海外の試合解説を翻訳する意味なんかねえな!と思うくらいでした。

普段の試合でも素晴らしい解説をされるなあとは思ってたんですが、今回のでノックダウンです。僕はRevolさんのファンになりました。NA LCSではTeam Liquid、EU LCSではUnicorns of Love、LJLではRevolさんを応援します。

Riot Japanの皆様、というわけでRevolさんは素晴らしいと思うのでぜひ末永く解説席に座ってもらえるよう、何卒よろしくお願いいたします。

個人的ベストゲーム

これで終わると完全にアレな人になってしまうので、決勝戦の個人的ベストゲームを挙げてみたいと思います。僕が一番しびれたのは、DFMが勝利したGame 4。徹底的にチーム編成上の Win Conditionに沿って勝ち切った試合でした。

ダブルTPとシェンの瞬身護法による有利と、GravesとJhinによるバースト火力の脅威を活かして、RPGの得意な5v5すらほとんどさせず、キルにならなくても有利を作ってガンガンオブジェクティブを落としていき、最終的にスノーボールして、構成上ではRPGが後半アウトスケールするにもかかわらずそれ以前に試合を決定的にしてしまったあの試合でした。僕は個人技や集団戦でキルがたくさん出る試合より、そういうのが好きなんで完全な個人的な好みなのですけれども...。それだけにGame 5は悔しかったなあ...素人目にはマップコントロールはDFMのが上手だと思うので、次のシーズンに向けて連携力を高めていって欲しいですね。

 

現場からは以上です!

Best Of 5シリーズだと、メタ的に強いチャンプとそのシリーズで強いチャンプみたいなのがせめぎあう感じ、楽しいですよね。さあこれからIWCQ、RPG頑張ってください!

そしてWorldsへ!ハー、LoLファンは楽しいね!

 

おまけ

youtu.be

 

以上、日本サーバー LYE がお送りしました! ご意見などはこちらのコメント欄か twitter: @lye_ までよろしくです。

P.S. 

@mamacake360さんZiggsガムありがとうでした!

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