2016 EU LCS Spring Split: FNC vs EL W5 D1 解説翻訳
EU LCS Week 5 は Fnatic vs Elements の試合運びが流れるように美しかったので (一度目の Baron Bait 以外)、解説をつまみ食い翻訳してみました。Nautilus のスプリットプッシュが凄まじく、チェスや将棋のような面白みを感じました。今週あたりからよく Solo Queue で見られるようになった戦法だそうです。それでは、以下解説です。
Pick & Ban
Fnatic Ban
Elements Ban
SPRATTEL 選手と当たるときは Alistar、STEVE 選手と当たるときは Fiora を Ban するのが良いです。それぞれの一番得意なチャンピオンですからね。今回 FNC は青サイドなので、強いチャンピオンを Ban しなくても最初に必ず一人確保できますし。
FNC Lucian
Kalista が Ban されたので、まず ADC に Lucian を取りますよね。Corki は強いですけど Mid 用ですし。また、Lucian と比較すると序盤に弱いという面もあります。
EL Corki & Braum
残っている強いチャンピオンを押さえましたね。
FNC Nidalee & Thresh
Sup の Klaj 選手はプロ入り前に Thresh の使い手として有名だったんですよね。欧州ではセミプロの Sup はビッグプレイを自分で作れるという長所から、Thresh を得意とする選手が多いですが、彼もまたその一人です。プロ初戦で慣れたチャンピオンを使えるのは良いですね。
EL Lee Sin & Malphite
EL Jgl Gallius 選手は今強いチャンピオンもしっかりプレイできますが、実は Lee Sin は得意チャンピオンです。ビッグプレイを生み出すのを好みます。今日はどうなるか。もう一方の Malphite ですが、相手の Top が分からないこの時点でブラインドピックするのは... どうなんでしょう。
FNC Nautilus & Ahri
おっと Top に Nautilus ですね。ここで Nautilus が Pick される理由としては、Corki の逃亡手段 Valkyrie (ワルキューレ機行) を使っても Ult の Depth Charge (爆雷発射) で確実な打ち上げ CC が入るという点があると思います。EL がマークスマン 2 枚という構成なのでこれはかなり大きいです。
... それに加えて、相手が Malphite というタンクである点。Malphite がどれだけ殴ってもおそらく Nautilus は仕留め切れないですが、それに加えて最近 Solo Queue で流行しつつあるアイテムがあるんです。Zz'Rot Portal がそれで、Tank 相手にこれを設置すると、まず設置された Portal を破壊するのに時間がめちゃくちゃかかるし、レーンは常に押し続けられるという。これ本当にウザいんです。おそらくこの試合でも、Top は常時そうなるんじゃないでしょうか。さらに Banner of Command まで加わると、とにかく殴っても殴ってもレーンを押せないという状況を作れるんですね。
EL Ezreal
Corki は Mid のほうが輝きますから、 Ezreal を ADC にという感じですね。ただダメージが出るまでに時間がかかるので、最初はレーンスワップが必要でしょう。Lucian & Thresh コンビに対して Ezreal & Braum で真正面からレーン戦するのは相当無理がありますからね。
試合開始
試合開始から 3:30
(レーンスワップで FNC が Bot Tier 1 タレットを破壊したのに EL が Top Tier 1 タレットを破壊しきれなかったことについて)
EL、これはいけません。レーンスワップできちんとタワーを折りきるのは基礎の基礎です。何度でも練習しなくてはいけないところ。模擬戦でも必ず実行するはずの手順なのに。後半戦になり、状況が複雑になってからの判断であれば練習しきれなくても理解できますが、レーンスワップしたらタワーをちゃんと折るというのはどの試合でも必ずやること。これはいただけません。これだけで 1000 ゴールド差がつきます。
(その後さらにもう一度スワップし、 FNC は Top Tier 1 タレットも破壊。その時は EL も Bot Tier 1 タレットを折り返せた) 二度目は一応きちんと対応できましたが、Top と Bot の Tier 1 タレットを折られた後でビジョンが確保できていないので、EL の Blue Buff サイドのジャングルが FNC のものになってしまいましたね。これでは怖くて入れません。ここでさっき EL が折り切れなかった Top Tier 1 タレットの存在が効いてきます。FNC は Top の心配する必要がないので、 Bot Tier 2 側のジャングルに人を割くことができる。だからここで敵ジャングルを支配してさっさと Tier 2 タレットの Siege ができるんです。
Nidalee について
シーズン開始直後、Nidalee の Pick には消極的なチームが多かったのですが、最近はその認識が変わりつつあります。というのも、前は「早い段階で Kill を取ってスノーボールするジャングラー」という位置づけだったのが、「すさまじい速度で Farm して相手ジャングラーに Lv/Gold 差をつけられるチャンピオン」という認識に変わったからです。それに加えて、Bot Duo と合流して Siege するときにも、ADC の AS を上げて、さらに自身も遠距離からタワーを削れる。
試合開始から 10:15
(Nautilus が Banner of Command の材料を揃え始める)
これは Banner of Command > Zz'Rot Portal のパターンですね。コレの何が厄介かというと、まず Top 同士でやりあっている時には、離れた場所で 4v4 が始まっても両者ともに Teleport ですぐに駆けつけることができるじゃないですか。ところが Malphite のようなタンクでは、Portal から出てくる Voidlings、Banner of Command で強化されたミニオン (通常攻撃でしか倒せない) 、そして Voidlings の発生源である Portal を処理できないんです。しかしその処理のために他のチャンピオンとスイッチすると、今度は Nautilus だけが Teleport で集団戦に参加できて人数差を作れる。そういうところが厄介なんです。
また、Nautilus のレーン他のメンバーが合流してきて Siege する場合には、相手にハードエンゲージを強いることができる。相手としては、そのままではじわじわ削られるだけですからね。
でもこれは相手の Top が Tank の時だけ機能するんですよ。たとえば相手が Fiora だったら、Portal がすぐ壊されて無意味ですからね。
またこのビルドだと、多少の防護力は揃うとはいえ通常のタンクと比べたらずいぶん耐久力にかけますから、集団戦でタンクをするのは難しいですね。このビルドの目的は、とんでもなく嫌らしいスプリットプッシュをすることにあります。
しかしプロの試合で Portal をどこに置くのかは興味がありますね。
(配置場所はココでした)
(Bot レーンに Banner of Command Buff ミニオンと Zz Portal を設置した Nautilus が、Bot を離れて他メンバーと合流していくのを見て)
Malphite は現在 Teleport がクールダウン中です。ということは、ここで Nautilus が他のメンバーと合流すると Malphite は Bot レーンに行けず、同じくチームメンバーと合流せざるを得ない。そうしている間にも Bot レーンのミニオンはどんどん押されていくけれど、他に選択肢がないんです。
(その後、Bot の Inhib タレットをミニオンたちが攻め立てる中 FNC が Baron を開始、追いかけてきた EL と集団戦、FNC が勝利して Mid Inhib まで破壊、再度仕切りなおして Baron を取り、そのまま集団戦を制して勝利をおさめる)
アナリストデスク: チーム編成について
EL の編成は先日の G2 と似た感じで、 Poke もできるいい編成だったと思うのですが、Malphite へのカウンターとして FNC が Nautilus をピックしたのが大きかったですね。Malphite がチーム唯一のハードエンゲージ持ちだったのに、レーンに縛られてしまった。Malphite なしで、しかもゴールド的にも劣勢だったので、4v4 のにらみ合いをしていればあとは Ahri のチャームが刺さるか、Thresh のフックがかかるかになってしまいます。
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※実況解説者は Deficio さん、アナリストデスクは Krepo さん & Cyanide さんでした。
以上、北米サーバーおよび日本CBTサーバーで遊んでいる LYEn00b がお伝えしました。ご意見などはこちらのコメント欄か twitter: @lye_ までよろしくです。なお書いている本人は Season 5 Silver II くらいなので理解が追いついていないところや間違いがあるかもしれません。見つけたらこっそり教えてくださいませ...
2016 EU LCS Spring Split: EL vs VIT Week 4 Day 1 解説翻訳
EU LCS より、Week 4 Day 1 の ELEMENTS vs VITALITY の試合について解説をつまみ食い翻訳してみました。
TOP Lucian という凄い Pick が特徴的な試合ではありましたが、全然戦闘が起きないのにボロボロとタレットが折られていく、大変戦略的に面白い試合だったなと素人目には感じたので。
それでは以下より、解説者さんのコメントです。
Pick & Ban
VIT の面白いところは、強いチャンピオンを Ban しないで、それに対処する作戦を取るところ。以前も敵 Gangplank の対面に Olaf を当てて、Rek Sai が Gank を刺すという対策を見せてくれました。
EL Ban:
VIT Ban:
現時点だと強いチャンピオンが多数いるので、青サイドが 1 人取っても、赤サイドが他に 2 人取れるんですよね。
EL が Gangplank を Pick
EL はまだ今 Split で Gangplank をプレイしていませんがさてどうなるか。TOP と MID どちらに行くかも注目です。
VIT が Lucian & Corki を Pick
VIT は Kalista を Ban してますよね。現在、トップ 3 マークスマンというと Kalista、Corki、Lucian ですけど、ここで Kalista Ban→Lucian & Corki ピックすることで相手に一段下のマークスマンしか取らせない作戦ができます。
EL が Thresh & Miss Fortune を Pick
Caitlin か Ezreal という手もありますが、このあたりはチームによって好みのマークスマンが異なるので何ともいえません... 今回は Thresh と Miss Fortune で大ダメージコンボを狙う Pick でいくみたいですね。Gangplank の火薬樽や Ult も重ねるととんでもないダメージが出そうです。
VIT が Elise & Tahm Kench を Pick
Elise は分かりますがさてこの Tahm Kench は TOP か SUP か...? 一般的には TOP ですよね。ただ CABOCHARD 選手あんまりタンク好きじゃないし、6.2 でダメージ下方修正が入ったのでなおさら嫌なんじゃないでしょうか...。ただ何にしても VIT は間違いなくレーンスワップを仕掛けるでしょうね。Miss Fortune と Thresh 相手に 2v2 はやりたくないですから。
EL が Victor & Nidalee を Pick
さらに強力なダメージ源となる 2 人を Pick しましたね。これで EL 側は前線に立つ Tank なしの構成となりました。なのでポジショニングのミスが命取りになります。
VIT が Ahri を Pick
え... ついに Corki は TOP デビューですか。どんだけ Flex Pick になるんですかね。
→ Lucian と Corki がスワップされて Lucian TOP に
→ !? コレは見たこと無い。Lucian TOP です。
でも、ああ、なるほど。Lucian は Lv 1~6 までのレーン戦優秀ですよね。ダッシュもある。そしてレーンスワップが常となったプロシーンで人気があるのも、1v1 が得意だからです。そして Lv 6 からは ULT も加わりゾーニングや Poke も可能になる。これはアレですね、レーン戦で対面を腐らせるためのピックですね。個人的には TP からの Culling とか見たいですね(笑)お願い!
試合開始
ゲーム開始から 14:20
VIT は 1-3-1 をしたいんですよね。
対する EL はチーム編成上、5v5 がしたい。そこで AOE を重ねて有利を作りたい。でも VIT は、全レーンをプッシュしまくることで相手チームが人員をバラけさせるように仕向けて、5v5 が起きるのを避けてるんですね。
こういう 1-3-1 構成で責められている場合には、まず MID を押さえることが肝要です。それから、TOP かBOT のどちらかを押さえに行く。それで相手チームがいずれかのレーンに集まるように仕向けて、5v5 を仕掛けるようにしなくちゃいけない。それができないと、相手に延々と 1-3-1 で全レーン押されてジリ貧になります。
こういうとき、EL 側は相手がバックしたタイミングを見計らって先手を打たないといけません。MID を押すなら今です。ここで MID を押せれば、5v5 が起きるように仕向けられる。
Q: スローペースな試合ですけど、このまま後半戦に入っていくと最終的に EL の標準的チーム編成のほうが Outscale(戦闘能力の伸びしろで圧倒)しますかね?
A: 究極的には Gangplank や Victor など後半手がつけられなくなるチャンピオンがいるので、そうなるでしょう。ただ EL の構成には Tank がいないので、結局 Ahri のチャームが刺さったりしたらそれだけで 5v5 を勝てるようになる。そして対する VIT の構成は最初から最後まで高いダメージを出せる構成です。
EL は LCS 中で一番、不利な状況に弱いチームです。間違いなく。不利な状態でいつも受け身に回ってしまい、先手が打てない。それでは、相手がよほどのヘマをしてくれないかぎり勝てません。
しかしこの VIT の MID 攻略方法はいいですね。多くの場合、こういう状況だと MID にあつまって 1 発 2 発でもタワーを削ろうとするものですが、VIT はミニオンを押し付けるだけ押し付けたら敵ジャングルを押さえにいってる。これは、ちょっとずつ削るんではなく、Siege すると決めたら一気に折るためですね。もう他に折るタレットもないので、これから MID を折りに行くでしょう。
結果的に TOP は Gangplank と Lucian になったわけですが、まず Gangplank は序盤ダメージが出ません。さらに機動力がないのに長いレーンで戦わざるを得なかったわけで、Pick & Ban の時点で相当うまいことしてやった感じですね。ていうか誰が TOP Lucian なんか想像できます?
(結果、最後までまともな 5v5 をすることなく、常時複数レーンを同時に攻め続けた VIT が快勝)
試合後
実に VIT らしい試合だったと言えます。彼らのゲームはスローペースになることが多いし、基本的に安全すぎるくらい安全にゲームを進めます。今日は文句をつけるところがありませんね。
相手に Gangplank を取らせて、さらに上手に対処した。最後、30 分経過したくらいで Gangplank はすさまじいダメージを出すようになっていましたが、遅すぎたわけです。
また EL の構成は Engage 手段がなかったのもしんどかったですね。せっかくの集団戦向け AOE も、集団戦が起こせなければ活かせませんから。だって Miss Fortune、Gangplank、Victor が揃っていて、一度も 5v5 が起きなかったんですよ。というのも、今のメタというのは、複数レーンで行動を起こして、いかに戦闘をせずに Objective を取るかなんです。ミニオンを押し付けてジャングルに入り、敵が追わざるをえない状況を作り、最終的にタレットを折る。それが Season 6。
※解説者は Deficio さんでした。
以上、北米サーバーおよび日本CBTサーバーで遊んでいる LYEn00b がお伝えしました。ご意見などはこちらのコメント欄か twitter: @lye_ までよろしくです。なお書いている本人は Season 5 Silver II くらいなので理解が追いついていないところや間違いがあるかもしれません。見つけたらこっそり教えてくださいませ...
2016 NA LCS Spring Split: IMT vs REN Week 3 Day 1 解説翻訳
今日は NA LCS Spring Split Week 3 Day 1 より、無敗で首位独走中の Immortals 対 Renegades の試合で英語解説を聞き取りつつ、何が言われていたのかをつまみ食い翻訳してみます。
自分が Support メインなので Soraka がピックされたのが気になったのと、IMT が Poke 編成に対して Hard Engage なしにどう戦うのかすごく興味があったのでこの試合をピックしました。
Pick & Ban
Soraka! Soraka!
IMT の Graves ピック
Poppy も優れた Top ピックだと思いますが、Graves も非常に優れた Top チャンピオンです。ミニオン処理能力が非常に高く、相手に押し付けられますからね。そこから圧倒的なプレッシャーをかけられる。対する REN の JGL は、レーンを押した Graves をどれだけ上手に捕まえるかが大事になります。
REN の Alistar ピック
REN Support の REMI 選手は Thresh の上手さで名を轟かせたプレイヤーなのに、今回はあえて Alistar を選びましたね。前回の勝利時に活躍したためでしょうか。
IMT の Soraka ピック
Adrian 選手の Soraka は昨年のチャンピオンシップ 3 位決定戦で出て手がつけられませんでした。通常 Soraka がプロシーンで見られないのは、プロシーンでは Roam & Lane Swap が大事で、Soraka はそれに向かないからです。レベル 2 の Alistar は レベル 2 Soraka の百万倍有用ですからね。ただこの構成であれば、相手の Poke をしのぐ上で非常に有用だと思います。いいピックじゃないでしょうか。
最終チーム編成
試合中
REN は Poke 3 枚 Tank 2 枚の構成ですね。ただこの構成、北米だと基本的に負け続けなんですよね。完璧な Execusion (作戦実行)が求められ、失敗すると全コケしてしまうから。
一方の IMT の構成ですが、Soraka のおかげで Sustain はあっても、Hard Engage 手段がないんですよね。これは結構大胆な構成です。ただマークスマン 2 枚と Victor という構成はミニオン処理能力が非常に高いので、もしかしたら全レーンでミニオンをタワーに押し付けてプレッシャーを掛け、相手の Poke 編成を撹乱するのが狙いかもしれません。
開始直後
(REN の SUP Alistar が相手ジャングルを荒らしに行かなかったことについて)
IMT のサポートは Soraka なので敵ジャングルを荒らしに行くのは難しいわけですが、他方の Alistar が荒らしに行かなかったのは不思議です。対 Soraka における Alistar の前半有利はチームとしての有利に結び付けられるところだと思うのですが。REN はこれを逃し、IMT が Soraka をピックした「デメリット」を放置した感じになりました。
20分経過、IMT 4k ゴールドリード
IMT は相手チャンピオンを捕まえることにそれほど気にかけていないみたいですね。 Soraka も Talisman of Ascension ではなく Eye of the Oasis を選択をしましたし。敵チャンピオンを追い詰めるのではなくタレットを破壊することに集中している感じ。でも IMT に Hard Engage 手段がないのはやっぱり危ないですよね。Graves と Victor のミニオン処理能力がトップクラスでさらに Soraka のヒールがあるとはいえ、REN の Poke が Soraka に刺さる可能性はあるし。
両チームの構成的に、このまま終盤戦に入ってもどちらかが Outscale(戦闘能力の伸びしろで圧倒)するということはなさそうです。
REN は構成上、他のレーンの状況を事前にお膳立てしなければ Siege できないので、そう持っていけるかどうか...(と言っていたら小競り合いから一気に IMT が押し切って勝利)
試合後
しかし IMT ADC の WildTurtle 選手にキル、ゴールドが集まった試合になりましたが、ダメージグラフを見てみると WildTurtle 選手以外の選手もしっかりダメージ出してるんですね。Soraka 以外のメンバーも少なくとも WildTurtle 選手の半分以上のダメージは出している。
(前半を振り返って)複雑な Roam & Lane Swap の結果、IMT JGL ReignOver 選手の Poppy はマッチアップ相手の(ジャングルクリアの早い)Nidaleeよりも先に Lv 6 に到達していたんですよね。そしてそのレベル差優位がある時に相手がインベードしてきてくれて、結果としてキルを上げることができた。アレは非常に運が良かったですね。
試合後インタビュー WildTurtle 選手
Q:解説席でも話題になっていましたが、チーム編成上は Hard Engage がなかったわけですが、どうやって勝つプランだったんですか?
WT:OP なチャンピオンを取れたんで。Corki Mid に対してミニオン処理能力の高い Victor を当てられたし、あとは Objective を取っていこうと。
試合後解説デスク
まず Pick & Ban の段階で、Poke 編成の REN はなぜ Janna を Ban したのかが疑問ですね。Janna はもちろん Adrian 選手の得意チャンピオンなわけですが、Poke 編成だったら Janna の Disengage(交戦拒否能力)は無関係ですし、むしろ取らせたら REN 有利だった。あそこで代わりに Graves か Poppy を Ban していたら、Poppy/Graves の JGL/TOP ロール心理戦を仕掛けられることもなかったわけです。結果的に IMT は TOP に Graves を持ってきて対面有利を取りました。
次に最初の Lane Swap 後の IMT の動きについて。ちょうど直前の CLG vs FOX でもありましたが、一方のチームがミニオンを大量に残して Tier 1 タワーを破壊した場合、そのまま Tier 2 タワーまで進行することは多々起こります。しかし今回の試合では、IMT はうまく対応していました。Tier 2 タレットを攻撃し始めた時点で、ADC と SUP は即座にバックしたんですね。おかげで BOT Lane で経験値を丸々損せずに済んだ。
しかしそれに対しては REN もうまく対応していました。なので Lane Swap 合戦は引き分けといった感じだったと思います。ゲームが動いた瞬間があったとすれば、その直後、IMT の Red Buff 周辺での戦闘でしょう。あの瞬間両チームともビジョンは取れていましたが、 ReignOver 選手は他のメンバーが合流するのを待って思いっきりエンゲージし、REN SUP の REMI 選手を何もさせずにキルし、その後も追いかけてキルを重ねました。しかし Poppy があの時点で Nidalee よりも先にレベル 6 になっていたのはすごかった。
(試合開始14分、IMT による TOP レーンでのアグレッシブすぎるプレイについて)
今スプリットで IMT が一番気をつけているのが、「慢心」だという話がありますが、このシーンはまさにそれでしたね。ああいうプレイが頻発するようだと、そこから試合をひっくり返されることが今後出てくる可能性がある。
ただあれ、いつものことなんですよね。僕は IMT TOP の Huni 選手のストリームをよく見てるんですが、Huni 選手と ReignOver 選手が Dynamic Queue でゲームしてる時、ReignOver 選手の発言の 9 割は「落ち着け! 落ち着け!!」ですからね。もちろんプロの試合後だからはっちゃけてるのはあるとは思いますけど。
※なお REN は 2 試合続けてスタメン ADC の Freeze 選手が欠場していましたが、日曜日の Day 2 からついに復帰予定とのこと。Freeze 選手を含めた 5 人で練習を重ねてきたチームなので今後に注目しましょう。
2016 NA LCS Spring Split: REN vs NRG Week 1 Day 2 解説翻訳
ちょっと体調を崩していてチャンピオンシップシリーズの解説を翻訳できなかったのが悔しい... ぼちぼち気になった Spring Split の解説を少しずつ翻訳してみたいと思います。
一発目は第一週二日目の Renegades vs NRG Esports です。
別に Pick & Ban で大きなひねりがあったゲームではなかったのですが、チーム編成を見事に活かした Execution (作戦実行)が大変美しかったので紹介します。
選手紹介
Renegades と NRG Esports はいずれも Spring Split から NA LCS 初登場のチームで、上位に食い込む実力があるとの評判を引っさげてのシーズンスタート。NRG の Impact 選手や Altec 選手は馴染みのある名前ですね。
なお REN の Remi 選手、ちょっとお肌の露出が大きくて試合に集中できないのでできたらジャケットは着たままでお願いしたい(Week 2 の試合で一回ジャケット脱いでた)。
チーム編成
以下、解説翻訳
Pick & Ban
NRG 側の Thresh Alistar Ban は REN Support の Remi 選手の得意チャンピオンを潰しにきていますね。ただ Remi 選手は LCS レベルの Support なわけで他のチャンピオンでもちゃんとプレイできるけど。
REN は昨日のゲームと同じく Tanky な集団戦向け編成です。
Dr. Mundo と Rek Sai に加えて Rod Of Ages と Seraph's Embrace の整った Ryze も結構 Tanky だし Morgana の Black Shield もあります。
NRG は明確に Kite Back Composition(引きながら迎撃する構成)ですね。
ここでの Trundle ピックはいい手ですね、相手の Tank を潰せる Ult もあるし Support Trundle のデフォ、Pillar をスキルレベル Max にする手はスロー効果高いのにクールダウンも短くこの構成で光ります。Kalista が引き撃ちし続ける条件を整えるのにぴったりです。
試合
試合中/後の解説
REN は昨日の試合では Kalista x Alistar のコンボで遠距離から強制的にエンゲージできたけれど今日の構成では Morgana の Dark Binding が当たってさらに Rek Sai がそれに合わせないとエンゲージできない。NRG は相手の構成から敵の狙っているエンゲージを的確に判断して実に見事に Kiting していますね。
また Fiora(Impact 選手)のスプリットプッシュも絶妙で REN の望む形でのエンゲージをさせなかったことも大きいと思います。相手に「一人では手に負えない」と思わせることでもう一方では 4 対 3 の状況を作れる。教科書どおりのみごとなゲームだったと思います。
試合後のアナリストデスク解説
(Thresh Alistar Ban について)NRG がこの 2 人のチャンピオンを Ban したのは「Remi 選手はこの 2 人のチャンピオンが上手いから」という理由だけではなく、REN のエンゲージを Remi 選手が担っているからそれを潰そう、という意図を持ってされたのだと思います。(ただその後 Dyrus 元選手は「いや、というよりはただ他に Ban するものもないし Remi 選手にフォーカスしぼっとこうか位だったんじゃないかな」とも言ってた)
あと Impact 選手がこうして Split Push の脅威として成果を出せたのは良かったですね。SKT で Jax スキンを取ったのは伊達じゃないということで、やっぱりすごい個人スキルの持ち主なわけだし、今日も自分よりレベルが上の Ryze とタイマンで勝つなどハイライトシーンをいくつも作ったわけです。
こういう結果を出せれば、Top Laner として たとえば Maokai でエンゲージを担当する、みたいな仕事からも開放されてより活躍できるんじゃないかなと思います。
以上、簡単にですが解説翻訳。NA サーバー LYEn00b でした。
2015 NA LCS Summer Split: TSM vs C9 Week 9 Day 2 解説翻訳
TSM が3位確保を目指し、今季不振にあえぐC9と対戦。
C9はSummer SplitからMidポジションがHai→Incarnationと変更になり、さらにチーム不振を受けて7月のあたまにJungler Meteos→HaiとRoster Change(メンバー変更)が続いている。3位とLCS残留確定、どちらにとっても大事な一戦。
Pick & Ban 部分だけ解説翻訳します。とっても美しい試合だったのでぜひ観戦してみてください。
Ban
- Kobe: TSMはBallsのお気に入りチャンピオン2人狙い撃ちしてきましたね、RumbleとMaokai
- Kobe: 他方C9は特に誰かを狙い撃ちする感じではなく、現パッチで強いチャンピオンを狙った一般的なBANできました
TSM: Sivir ピック
- Kobe: BANから漏れたADCのTier 1 SivirをTSMが取りましたね
- Kobe: Sivir は今スプリット、いや今年大活躍しているADCですね、Ultによる距離詰め性能が抜きん出ていますが、TSMの場合はBlinkを持たないPoke系MidをよくPickするBjorgsenが捕まりそうなときに逃がしてあげられるという点も大きいです
- Kobe: またSivirはUtility(ダメージに重点を置くのではなく、チームにとって有益なスキルを持つ「お役立ち」)系のADCなので、ここからのチームの組み立ても柔軟に行えます
C9: Tristana & Karmaピック
- Phreak: C9のBotはずいぶんアグレッシブなピックできましたね
- Kobe: Karma SupportはLemonNationしかプレイしていないですが結果も出しています
- Kobe: Tristanaは言わずと知れたタレット破壊職人ですから、C9の伝統的な戦法「早くタレットを折ってグローバルゴールドを獲得しそこからは自軍の有利になるようObjectiveの交換」をやっていくんでしょうか
- Kobe: C9は前半リードできた時の勝率が高いので、うまくタレットを折っていければ有利が作れそうです
C9: Gnar & Shyvanaピック
- Kobe: Shyvanaの強みはジャングルを回るのが非常に早いところです。前回HaiがShyvanaをピックした時も獲得ゴールドが多かった。今回もそれが見られそうです
- TSM: Victor & Annieピック
- Kobe: Sivir、Gragas、Shenというピックで来ているので、TSMはダメージを出せるタイプのチャンピオンが必要ですね、タンクはもう足りてます。Viktorはその役目を果たしてくれるでしょう
- Kobe: さらにAnnie PickということでTSM側は中距離で相手を瞬殺していく構成ですねSivirのUltも距離を詰めるアグレッシブな使われ方をしそうです
C9: Oriannaピック
- Kobe: C9は前衛 後衛両方にダメージを出せるチャンピオンを持ってきて そこにOriannaとKarmaのシールド2枚を合わせていく構成です
- Kobe: HaiのSyvanaが前半どれだけうまく立ち回れるかが大事になりそうです。ジャングルを回るのが早いと言っても序盤は色々弱いところがあります。Gank性能が高いとはお世辞にも言えないですから
- Kobe: それに対応するべくHaiはサモナースペルにExhaustを取りましたね。あとShvvanaのBurnoutが持つ移動速度上昇Buffは過小評価されているけれど、忘れちゃいけないポイントです。特にTopとBotのように長いレーンであればより効果的
- Phreak: 加えてKarmaのシールドによる加速とOriannaのUlt Shockwaveもある、これがうまく噛み合うか
C9 は 代々、MidだったHai選手とSupportのLemonNation選手がShotcaller(試合中の細かな指示出し担当)を勤めてきたわけですが、Jglとして復帰した今回、実にC9的な試合運びで完勝したなという(素人的)印象です。
飛び抜けた個人技でなく、チームワークの妙で細かく有利を作っていく。格好良い試合でした...!
以上、NA サーバー LYEn00b がお送りしました!
※免責事項: これ書いてる本人は Silver II (Yes! Provisional 終わりました!) のヘタクソ Support メインです。間違いなどありましたらコメントいただければ幸いです。
2015 EU LCS Summer Split: GIA vs H2K Week 8 Day 1 解説翻訳
EU LCS Week 8 の「Game of the week」、
3 位 H2K vs 4 位 Giants Gaming の Pick & Ban が面白かったので解説を翻訳します。
GIA の Rumble Ban
- Deficio: Odoamne (H2K Top) に対するBanですね。彼の Rumble はいい仕事しますから。
- Deficio: 今後 Rumble の Ban は増えていくと思う。もともと強いPickだったところに加えて変更の入った Rylai's Crystal Scepter と Liandry's Torment の組み合わせが強力だから。
GIA の Ryze Pick
- Krepo: レーンスワップに定評のある H2K に対して、Ryze を Blind Pick (相手が誰になるかわからない状態でPick)するのはちょっと大胆ですけど、さてどうなるか。
- Deficio: でも Ryze の Late Game は半端ないですからね。Rod of Ages 積んで Tear of goddess をアップグレードしたらそれだけですさまじい AP になる。
H2K の Kalista Alistar Pick:
- Krepo: これは GIA 側、Ryze ピックを後悔してるんじゃないかな。Kalista & Alistar、あるいは Kalistar なんて呼ばれますが、このコンビはかなり強力ですから。レーンスワップなしの 2 対 2 でもきついはず。GIA 墓穴を掘った感じあります。
- Deficio: Kalista に合わせていくとしたら Tristana がいいね。
- Krepo: Jatt も話していたけど、従来は Kalista に対して Tristana を当ててもダメージ交換で勝てなかった。それが Kalista に変更が入ったことで、徐々に勝てるようになってきてる。
- Deficio: そうなってくると、今みたいに Kalista も Alistar も浮いている状態で最初に Ryze を Pick して、相手がそのコンビを誘うように仕向け、それに対するカウンターピックを用意していく。そういうことが起きるようになってくると面白いよね。
H2K の Shen & Gragas Pick
- Deficio: H2K は強烈な タワーダイブ構成(Dive Composition)ですね。Alistar の Ult に加えて Gragas もかなりダメージをタンクできるし、そこに加えて Shen の Ult もある。さらに Kalista がいることで、小規模戦にも強い構成だ。
- Deficio: H2K の構成、まだ Mid はわからないけれど存在感(Map presence)の強いチャンピオンが多いね。GIA はタワー下でも全然安心できない。
- Krepo: でもこの構成だと、Mid には AP チャンピオンが求められてるよね。対して Ryu は Jayce とか Varus とか、AD Mid チャンピオンを好む傾向にある。どうなるか。
GIA の Jinx & Jayce Pick
- Krepo: 他方、GIA はTop に Ryze がいるから Mid に AD チャンピオンを持ってきてもOKだ。
- Deficio: でも GIA の構成は突っ込まれた時の交戦拒否力(Disengage)が低いよね。さらに全体的にペラッペラの紙装甲という感じ。
- Krepo: この構成で Jinx は嫌いだな。
H2K が Ahri を選ぶ前
- Krepo: 個人的には、新しいRylai's Crystal Scepter が入ってこの構成だったら Karthus ありだと思う。Jayce の遠距離削り(Poke)をしのげるなら、だけど。相手があれだけ Disengage 弱くて紙装甲なら、Q に 40% スローが入るのとかヤバイ。
Pick 終了後
- Deficio: ん 残念ながら Karthus はなかったけど、Ahri を Pick したことで H2K はさらにスキさえあれば相手を捕まえられる構成になったね。
- Deficio: 個人的には GIA の守りが薄すぎると思う。一方で、Triple Thread(ダメージ源 3 人)構成というとんでもなく攻撃的な構成なわけで、集団戦で誰か一人でも放っておいたらひっくり返せる可能性がある。
- Krepo: H2K の構成だと、途中までタワー攻略(Siege)しておいて、急に切り替えてダイブしキルを取りに行くことができる。シーズン早い時期によくやってた、Odoamne(Top)がさっさとタワーを押し、Ryu(Mid)が Bot を攻めに行き、そして Mid タレットを割るというのができそう。
- Krepo: Gragas はアーマー積みまくって Ryze を瞬殺しに行くという手段は有効そうだよね。
試合展開は一方的なものになりましたが、Game Of the week は解説がひとり増えて 3人体制となり内容が厚くなるので Pick & Ban も面白いんですよね。
なお EU LCS Week 8 ではみんな大好き FNC の Huni がみんな大好き Riven をピックして大活躍するという素敵な展開があったので興味のある人はリンク先動画をどうぞ。
以上、NA サーバー LYEn00b がお送りしました!
※免責事項: これ書いてる本人は Unranked のヘタクソ Support メインです。間違いなどありましたらコメントいただければ幸いです。
2015 NA LCS Summer Split: TSM vs GV Week 6 Day 2 解説翻訳
EU LCS も NA LCS も、今週は大変よい試合が多いですね。
そのなかでも、Team Solo Mid (TSM) 対 Gravity (GV) の試合が美しいまでに見事で、またしても大興奮してしまったので解説者が何言ってたかちょっと解説を書き起こしてみたいと思います。
最近 Tier 1 に分類されているチャンピオンの傾向上、Poke 構成のチームがガンガン Poke しまくって勝つ試合は結構あると思うのですが、今試合は、GV の対策が見事にハマった感じです。
以下、試合開始前の解説者コメント訳:
BAN
Phreak: TSM はタンク系を BAN してきたね、Keane は今回も Urgot おあずけだ (GV Mid の Keane 選手は Mid Urgot をプロとして今季初ピックしたプレイヤー)。
GV サイドは、Ryze、Azir、Kalista とゲームをガッツリキャリーできるチャンピオン (Hyper-Carry)を BAN。
TSM の Gragas ピック
Jatt: Tier 1 ADC 2 人は Kalista が最後に Ban されたので TSM は Sivir を取るか...?
Jungler の Tier 1 は Rek'sai と Gragas の両方が空いているので、どちらかを先に取られたチームはもう一方のチャンピオンを取るか...?
と思ったらいきなりの Gragas ピック。
Phreak: ここのところ Rek'sai と Gragas の両方が空いていても Gragas を先に取るチームが多いね。
GV の Shen & Sivir ピック
Jatt: GV の面白いところは、チャンピオンを選ぶときにレーンが分からないところ。昨日の試合でも、Shen と Nautilus どちらがサポートか分からず、相手チームは作戦を練りづらかった。今日の Shen も Support 行くのは十分ありえる (訳注: 実際 Support だった)。
Phreak :結局 GV は Sivir を先に取ったね。Gragas を先に取った TSM の選択は果たして吉と出るのか。
途中
Phreak: TSM は 今日も AP MID Ezreal で行くとしたら、取られる前にここでピックするか? (訳注: 新 Enchantment Runeglaive (青)と組み合わせて、Manamune や Trinity Force ではなく純粋な AP 運用がなされるようになり、この試合までの時点で3度ピックされ、2勝していた。前日にも TSM Mid Bjorgsen 選手が大活躍している)
Jatt: しかし AP MID Ezreal には、カウンターピックされる危険性、そして Smite 必須になるため、Cleanse が持てないというリスクがある。ダメージを出さないとならないから QSS を積むわけにもいかない。
MID Jarvan IV ピック
Phreak: これは...!? MID Jarvan!?
Jatt: いや、Jungle で、MID Nidalee では...?
Phreak: いや これは MID Jarvan あるよ...
Jatt: いやはや やはり GV は相手に先を読ませないピックをしてきますね。
Phreak: たしか Week 3 でも Keane は MID Jarvan をプレイしたはず、やはり MID に行くようだ。Ezreal を閉じ込める策だね。
Jatt: TSM は Poke 構成ですが、GV のほうにはヒールできる Nidalee がいるから、Poke で削られて下がることも少ない (Sustain が高い) でしょう。
総合的に見て、TSM は Poke 構成、GV は Split Push 構成ですね。
試合動画
GV Jarvan IV が Hexdrinker 購入(8 分時点)
Jatt: 初手で Flask 購入して Poke に備え、さらに 1st Back で Hexdrinker を購入と、完全に対 AP Ezreal 対策にきていますね。
12分時点
Jatt: Jungle Nidalee のヒール、Sivir の Spell Shield の存在もあるので、たとえ AP Ezreal が Ult を放っても、そのせいで引かなければいけない状況にはなり辛い。
AP Ezreal が最も活躍できるのは、相手が Poke に弱く (Sustain が低く)、相手を捕まえるツールもない (Have poor engage tools) の場合。今日の GV は Poke に強く、相手を捕まえるツールも豊富にある。
14分時点
Jatt: GV は後半戦、Ezreal からの Poke で不利が生まれないように事前に策を打ってきてますね。Shen 以外は防御に Gold を費やしているし、Shen の場合は HP が減ったら Recall して回復し、その後 ULT ですぐ復帰できる。
22分時点
Jatt: (Sivir は Bloodthirster を、Jarvan は Ravenous Hydra を積んでさらに Poke 対策をしているのを受けて) GV は League of Legends を、「きちんと」遊んでますね。相手の狙いを読み対策を打ち、不利を作らないように立ち回り、その上で状況に対して柔軟に対処する。
試合終了
Jatt: ピックの時点で完全に相手の上を行き、それを試合中も完全に活かした素晴らしい試合運びでした。これは本当に GV なのかと疑うくらい、完ぺき。
以上、NA サーバー LYEn00b がお送りしました!
※免責事項: これ書いてる本人は Unranked のヘタクソ Support メインです。間違いなどありましたらコメントいただければ幸いです。